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2024.02.16
2024年2月16日(金)に、第4回国際大学フォーラム を「ウェルビーイングが人も企業も大学も成長させる ~ポストSDGs 時代における行政、企業、そして大学の挑戦」のテーマのもと、学校法人城西大学東京紀尾井町キャンパスで開催しました。(講演順は、主催者講演、特別講演、基調講演に変更)
主催者講演では、国際大学間の未来ネットワーク(CoIN)を代表して芦沢真五・関西国際大学副学長が登壇。専門分野である比較教育の観点から、教育制度の国際比較を用いて、「教育を通じたWell-being社会構築の可能性」について講演しました。高等教育を通じてウェルビーイングを改善・実現するためには、大学の役割として多様な社会の構成員に対し、高等教育へのアクセスを高め、公正な教育を提供する必要があると説明しました。
次に、特別講演では、山万株式会社の林新二郎・取締役副社長が登壇。「ウェルビーイングの実現に向けた街づくり ~ユーカリが丘での実践~」について講演いただきました。企業におけるウェルビーイングの取組として、住み続けられる自立した循環型の街づくり(スマートコミュニティ・コンパクトシティの実現)を例に、これからの日本が目指すべき街づくりについて述べられました。
最後に、基調講演では、文部科学省の淵上孝・大臣官房審議官(総合教育政策局担当)が登壇。「今後の我が国の教育政策の方向性について(第四期教育振興基本計画)」と題して、講演いただきました。第四期教育振興基本計画の中で示された日本社会におけるウェルビーイングや各種提言等から見えてくる教育の方向性について言及されました。少子化が急速に進行する中で、特色ある大学が横に繋がり、より豊かな環境を作っていくことが学生たちの学びに直接跳ね返っていくとの発言もありました。
講演ごとの質疑応答の時間では、フロアからたくさんのご意見・ご質問をいただき、活発な意見交換をすることができました。
ご講演いただきました講師の皆様、及びCoIN関係者の皆様に心より感謝申し上げます。国際大学間の未来ネットワーク(CoIN)では、今後もSDGsへの貢献事業や大学間連携を推進する事業を展開してまいります。